新司法試験の性質 |
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| 国家資格難易度の順位NO.1といえば、いわずと知られた司法試験でした。 しかし、それは昔の司法試験の時代の話です。 何しろ一時試験と二次試験が存在して、その合格する確率は3%といわれてましたからね。 国家資格難易度の順位において、堂々の1番に選ばれていたのも腑に落ちるというものでしょう。
ところが、平成18年つまり2006年ですかねぇ、司法試験の内容が変わりましてね。 司法試験は、国家資格難易度順位の1番ではなくなってしまったんですよね。 と申しますのも、合格する可能性が急に10倍以上も上昇し、30%とか40%とかっていう水準になってしまったからです。 こうなると、いくら内容は難しくても、さすがに難易度の順位一番の座に陣取ったままでいる訳には行きません。 結果、今ではいわゆるキャリアとされる国家公務員になるための試験の方が、ず~と難関だという説も出ています。 それにしても、そもそもどうしていきなり司法試験は国家資格難易度ランキングをこんなにも下げたのでしょうか。
国家資格難易度順位で、長年、堂々のベストワンを維持していた司法試験。 しかし、今ではその司法試験の合格する確率は年によっては40%を超えることもあり、特別超ハイレベルな難易度を持つ訳ではなくなってしまったというのです。 しかし、実際には問題や論文が易しくなったのではなく、むしろ難しくなっているといっても言い過ぎではないと思います。
ただし、難しくなったのはテスト問題ではなくて受験資格の方で、ここに司法試験が国家資格難易度を大きく下げた理由があるようです。 実は平成14年の改正により、平成18年から新規の司法試験制度が適用されました。 当初はこの司法試験を新司法試験と呼んで、以前の司法試験を旧司法試験と呼称していたのですが、この新司法試験が国資格難易度を引き下げたのです。
しかし、この新司法試験を受けるためには、法科大学院を最低でも2年、通常は3年間通い、受験資格を獲得しなければなりません。 つまり、かつてのように、大学在学中に司法試験に合格する・・・などという大事を、やってのけるのが困難になったのです。 何しろ法科大学院は大学院という位置づけですから、何をおいても大学課程を修了しない限り入れてくれませんからね。 つまり、同じくハイレベルな国家資格の医師資格などと同じ様な条件になったということですね。
国家資格難易度は例え低下しても、その受験資格のハードルが高くなったのでは、相変わらず困難な資格という事になるでしょう。 むしろ、この法科大学院の履修というハードルが、従来のシステム以上に、合格率を引き下げていると考えてもいいのかも知れません。 ようするに、受験すれば合格する可能性は上がったけど、受験するためのハードルも上がったという事。 もっと分かりやすくいうと、受かる可能性の高い人だけが受験できるようになったため、合格率が高くなったという感じです。 ただ、ドクターの国試とは異なり、もし法科大学院の履修が難しくても、予備試験を受験して受かれば受験資格は獲得することができます。
けれど、この予備試験がいわゆる国家資格難易度の順位1番だった時代の旧司法試験の一次試験に当てはまるもので、本試験より難しかったりするんですよね。 まあ2011年までは移行に伴う過渡期という事で、新司法試験か旧司法試験かを任意に選択できましたが、2012年からは一律新司法試験によることとなったのです。 という事で、国家資格難易度以上に、新司法試験の性質などをきちんと調べる必要がありそうですね。
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4月30日(日)16:37 | 仕事 | 管理
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国家資格難易度最高は |
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| 国家資格難易度の超難関ランキングに名前が挙がっているのが公認会計士・・・皆様も耳にした事はあると思います。 にもかかわらず、ついこの頃までは、同じく国家資格の難しさ超難関クラスに入る司法試験と対比するとれば、ず~とメジャーではない存在でした。 それがここ数年、急に知られている存在になったのです。 それも、国家資格難易度超プレミアムな資格なんて、それほど関係なく思える中高年の人、特に女性を中心に認知度があがったのです。 というのも「渡る世間は鬼ばかり」の中で、何回も登場したからだといえます。 そう、あのドラマにおきまして、泉ピン子氏が演技する五月の子供が目標にしていたのが公認会計士です。
自分としては、あの先輩役のセリフの読み方が常に気になっていましたが・・・。 て、まあそのような事はどうでもいい話で、取りあえず、えなりかずき氏が演じる役は、公認会計士の試験に一回でパスしたのです。 よっぽどの事だけど、このへんがドラマの世界・・・羨ましく思われた人も多いと思います。 現実問題、彼のように会計事務所で下積みをしつつ、国家資格の試験に一回でパスする事はめったにないことです。
超最高レベルだと長く言われて来た司法試験はルールが変わり、その合格する%が一挙に10倍以上に上昇しました。 となると、現状、国家ライセンス難易度最高は、この公認会計士だといっても良いのでしょうか。 何せ、その合格できる確率は8%前後と、司法試験よりも低いとの噂です。 勿論、かつての司法試験の合格できるパーセンテージは、それを更に下回る値でしたから、疑う余地なく国家ライセンス難易度の最高峰だったのですが・・・。 ただ、司法試験は原則として法科大学院を修了するか、予備試験にパスするかしないと受験不可能ですが、公認会計士は学歴も年齢も一切関係ありません。
そのような意味では、受かる可能性が高い人だけが受ける試験と、どなたでも受けられる試験とのギャップが合格できるパーセンテージに表れている訳で、難易度としてはいい勝負・・・というとらえ方も可能です。 いずれにせよ、公認会計士は法律専門家と同じか、それ以上に困難という事ですね。 しかも、試験にパスしたからといって、さあ今日から「自分は公認会計士です」と主張する訳にはいかない・・・という現状もあります。
それらのライセンスの多くには、業務独占権や名称独占権が付与されています。 公認会計士も該当し、我が国で会社などの金銭面の監査が承認されているのは、国家資格に合格した人だけなのです。 しかもドクターや法律家に比べて数が少ないため、業務独占権の値打ちが有効的に機能する・・・といっても言い過ぎではないと思います。 その代わりに、単に国家試験にパスしただけでは、公認会計士としてエントリーできません。 公認会計士として仕事するためには、国試合格後、2年間に亘り監査事務所で下積みをしながら、3年間お上が定める実務補習を受け、さらにその修了テストにパスしないとならないのです。 この修了考査と呼称される実務補習の修了テストが、また公認会計士のテストに負けず劣らずの困難さというのですから、実に大変な話です。
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4月12日(水)09:42 | 仕事 | 管理
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