わたしの日記
 
いろいろ考えたこと
 



国家資格難易度最高は

国家資格難易度の超難関ランキングに名前が挙がっているのが公認会計士・・・皆様も耳にした事はあると思います。
にもかかわらず、ついこの頃までは、同じく国家資格の難しさ超難関クラスに入る司法試験と対比するとれば、ず~とメジャーではない存在でした。
それがここ数年、急に知られている存在になったのです。
それも、国家資格難易度超プレミアムな資格なんて、それほど関係なく思える中高年の人、特に女性を中心に認知度があがったのです。
というのも「渡る世間は鬼ばかり」の中で、何回も登場したからだといえます。
そう、あのドラマにおきまして、泉ピン子氏が演技する五月の子供が目標にしていたのが公認会計士です。

自分としては、あの先輩役のセリフの読み方が常に気になっていましたが・・・。
て、まあそのような事はどうでもいい話で、取りあえず、えなりかずき氏が演じる役は、公認会計士の試験に一回でパスしたのです。
よっぽどの事だけど、このへんがドラマの世界・・・羨ましく思われた人も多いと思います。
現実問題、彼のように会計事務所で下積みをしつつ、国家資格の試験に一回でパスする事はめったにないことです。

超最高レベルだと長く言われて来た司法試験はルールが変わり、その合格する%が一挙に10倍以上に上昇しました。
となると、現状、国家ライセンス難易度最高は、この公認会計士だといっても良いのでしょうか。
何せ、その合格できる確率は8%前後と、司法試験よりも低いとの噂です。
勿論、かつての司法試験の合格できるパーセンテージは、それを更に下回る値でしたから、疑う余地なく国家ライセンス難易度の最高峰だったのですが・・・。
ただ、司法試験は原則として法科大学院を修了するか、予備試験にパスするかしないと受験不可能ですが、公認会計士は学歴も年齢も一切関係ありません。

そのような意味では、受かる可能性が高い人だけが受ける試験と、どなたでも受けられる試験とのギャップが合格できるパーセンテージに表れている訳で、難易度としてはいい勝負・・・というとらえ方も可能です。
いずれにせよ、公認会計士は法律専門家と同じか、それ以上に困難という事ですね。
しかも、試験にパスしたからといって、さあ今日から「自分は公認会計士です」と主張する訳にはいかない・・・という現状もあります。

それらのライセンスの多くには、業務独占権や名称独占権が付与されています。
公認会計士も該当し、我が国で会社などの金銭面の監査が承認されているのは、国家資格に合格した人だけなのです。
しかもドクターや法律家に比べて数が少ないため、業務独占権の値打ちが有効的に機能する・・・といっても言い過ぎではないと思います。
その代わりに、単に国家試験にパスしただけでは、公認会計士としてエントリーできません。
公認会計士として仕事するためには、国試合格後、2年間に亘り監査事務所で下積みをしながら、3年間お上が定める実務補習を受け、さらにその修了テストにパスしないとならないのです。
この修了考査と呼称される実務補習の修了テストが、また公認会計士のテストに負けず劣らずの困難さというのですから、実に大変な話です。



4月12日(水)09:42 | 仕事 | 管理

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