わたしの日記
 
いろいろ考えたこと
 



2017年3月を表示

難易度が高い割に弁護士って

国家資格難易度からいうと、多分、上の方にあてはまるであろう司法試験。
でも、難易度が高い割に、弁護士って・・・あっちこっちにいっぱいいると思いませんか。
常日頃から何処かのTVやラジオに、どこかの弁護士が出演しているように思えるのは自分だけでしょうか。
しかし実際の所、さすがに超高水準なだけあって、司法試験の合格する確率は3%から4%だったんですよね。
今はそのような旧型の司法試験から新しい司法試験に代わって、年によっては40%よりも高い合格するパーセンテージが記録されてはいます。

これでは難易度ハイレベルと言えないじゃないかっ・・・という感じもしますよね。
しかし実の所、新しい司法試験は高レベルの学力を必要とする法科大学院を修了しないと、試験を受ける権利を得る事ができないのです。
もし仮に、その代わりの処置として設置されている予備試験を受けるとしても、その予備試験は難易度トップだった時代の司法試験一次に相当するものです。
結果、古い司法試験時代に比較して、受験者数が格段に減少していると思われます。
そこで、合格する確率だけで見れば、難易度は下降したように映る訳です。

難易度というのは、このように受験者数や試験の中身などによっても大きく相違して来ます。
ようするに、誰でもが受験可能だった頃の古い司法試験と、現在の新しい司法試験では、難易度も、合格者の数もそれほど大きくは変化していない・・・と私は感じますね。
その論拠に、ただ今、我が国の弁護士会に登録し、プロフェショナルな弁護士として動いている人は、3万人あまりしかいないそうです。
案外と少ないような印象を受けるかも知れませんが、難易度の高い司法試験の合格者数から見て、これは程よい数字でしょう。

そもそも、司法試験にパスしたかったからといって、絶対に全員が弁護士になるとは言い切れないですからね。
検事や裁判官の道を目指す人もいるし、せっかく試験にパスしても、法曹に関わろうとしないヒトだって存在します。
しかも、例え司法試験にパスしても、その後、司法修習所に入所して、そこで約1年間の司法修習を受講したのち、司法修習試験をパスしなければ弁護士になることはできません。
実はこの司法修習試験も国家試験のうちに入っており、難易度の高い司法試験の後に、はたまた難関国試があるという訳ですね。

難易度の高さは、ある意味、当該職業の難易度の高さとも言えます。
例え新しい司法試験になっても、合格率のみで見ると弁護士はまだまだ特異な仕事です。
とはいえ、弁護士が多く思えるのは、きっとそれだけ意欲的に動き回っているからではないのかと自分は考えます。
それに、実際には超難関の司法試験を受けた経験がない役者弁護士が、TVドラマの中で健闘しすぎているということもあるでしょうね。

そのせいか法令が変化して、ある程度のコストと時間を費やさなければ受験資格が獲得できなくなった今でも、弁護士をめざし、司法試験を受けたい人の数は減りません。
やっぱり難易度の持つ価値もあり、甚大な人気が継続しています。



3月23日(木)09:04 | 仕事 | 管理

国家資格難易度は総合的に判断する事が大切

国家資格難易度のハイレベルなものといいますと、お医者さんや弁護士、税理士などの専門の仕事をイメージする人が多いといえます。

確かに、そうした難易度の高い国家資格を持っていると、業務独占ライセンスや名称独占ライセンスを手にする事も多く、社会的地位の確約にもなりますよね。だからなのでしょう、

そうしたライセンスは難易度の高さばかりか、経歴や実務経験がテストを受ける資格を決定してしまう事も相当あります。

つまり、国家資格難易度のグレイドが云々と言う以前の話。決められた教育機関での履修や決められたライセンス、決められた実務経験などを携えていなければ受験すらできないという事です。

その1つが社会福祉士や介護福祉士で、国家ライセンス難易度としては超難関というほどではないですし、高齢化社会に到達した今、非常にニーズがあるライセンスでもあります。

がしかし、社会福祉士と名前を使うには、この国家ライセンスがなければならないというルールがあり、このライセンスを受験するための資格条件も相当制限されているのです。

こうした内容を考えると、難易度と夢や憧れだけでライセンス取得をするのが困難な現実もあるのですよね。

難易度はそこそこ高くても、指定の教育機関で履修する事や、実務を重ねる事で、なにはともあれ合格できる確率がグ~ンと上がるものも多々あります。

そういう意味では、基本的に受験資格を問わないものの方が、事実上の難易度は高い事も多分に考えられるのです。

例えて言えば、一見大学卒が必要不可欠と思われる行政書士や司法書士、それに中小企業診断士等は、年令も学歴も経験も問わない・・・という事だったりします。

ただし、難易度としては決して低くないですし、就業には相当優位なライセンスです。その一方で、会社員がよく受験にトライする社会保険労務士のテストを受ける資格は学歴が必要不可欠です。

難易度自体は中級クラスで、職務の合間に通信講座や参考書等々で勉強し、ライセンスを取得する人が大部分ではあります。

にもかかわらず、高卒者には案外と壁の高い国家ライセンスだったりなんかする訳です。また、趣味がエスカレートして受験を希望する人の多いと言われる気象予報士や旅行業務取り扱い管理者等も、難易度としては中級クラスでしょう。

無論、受験資格は問われないですから、ちょいとトライしてみるにはいいかも知れませんね。あと、不動産関連の証明書は難易度もあんまり高くなく、テストを受ける資格も問わない・・・というのが複数あります。

国家ライセンス難易度というのは、やはり業務独占や名称独占の確約されるものになると高くなるという風潮があります。

ただ、先々幅広い範囲で活用したいのであれば、無理矢理に難易度の高い資格を取りたいと考える必要性は低いなのではないでしょうか。

一個人としては、やはりライセンスは所有していて決して無駄になるものではないですからね。難易度としては中級クラスで受験資格を問わないの資格でも、所有していないよりはずっと優位と考えられます。

宅地建物取引主任者や管理業務主任者のライセンス、そしてマンション管理士と司法書士を全部所有していれば、不動産業界では大いに重宝されるでしょうね。

このように、国家資格難易度はただそのグレードだけに注目するのではなく、テストを受ける資格や種類を総合的に判断する事が大切なのではないかと思います。

そのためには、おのおのの国家ライセンスの内容と特徴をきちんと理解する事が大切になるでしょう。



3月3日(金)04:29 | 仕事 | 管理


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