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2017年1月1日を表示

公的資格でもないものがあります

国家ライセンスの難易度を熟慮する事は大切ですが、その前に、まずライセンスの種類を正しく理解しておく必要があるでしょう。ここで述べる難易度とは、国家ライセンス・・・つまり、国が認可した免許を得るためのテストの合格率の目途です。

しかし、我々が国家ライセンスだと考えているものの中には、実際には国家ライセンスどころか、公的資格でもないものがあります。それが、国家ライセンス難易度における中級レベルより、さらに取得困難だったり、効力や実用性に富んでいるものも存在するのです。

勿論その反対に、公的ライセンスレベルに位置する国家資格も存在します。自動車の運転免許などがそうで、国家ライセンスという位置づけなんて、多くの方が考えいないでしょう。しかし、自動車の運転免許は、弁護士や税理士と同じく、立派な国家ライセンスです。

それに比べて、英検や秘書検定、簿記、介護士のライセンスなどは公的資格に位置づけられます。場合によっては、国家ライセンスの中級レベルを超える資格であっても、国が認定した資格ではありません。

国家ライセンス難易度は、あくまでも国家資格に当てはまるライセンスに対する難易度づけです。そのため、国家ライセンス難易度が高い資格は、業務独占を認可されているものも多いです。つまり、医師や弁護士、または美容師や理容師など、免許がないとその職務を遂行できない訳です。

そして、そのような業務独占が許されるライセンスについては、一般的に難易度は高いと言って良いでしょう。
ただし、教員資格みたいに、一定の要件をクリアすれば、比べて難しくなく取得可能なものも存在するのが現状です。それらのライセンス取得にターゲットを絞るのも、一つの就活方策といえるかもしれません。

ちなみに、民間ライセンスは、例え国家資格難易度の上級レベルと同程度の難しさがあっても、あくまでも民間ライセンスであり、法律上、何の効力もないものが多いです。

英検・TOEICや医療事務、または医療秘書系のライセンスはその多くが民間資格です。難易度で考えると、中級レベル以上の力を要すると思いますが、公的資格より更に効力自体は弱い訳です。

国家資格の話ですと、面白いのが看護師資格です。勿論、看護師は国家ライセンスであり、その難易度も相当のレベルです。しかし、全部の看護師資格が国家ライセンスではなく、国家資格は正看護師のみです。准看護師は公的資格に入ります。

これらの免許については、国家ライセンスがどうのというより、まず指定された民間資格や公的資格を取らないと、国家試験の受験資格が得られないケースも存在する訳です。

また、調理師免許は国家ライセンスですが、河豚を調理するには、公的資格に位置づけられるフグ調理師の資格がなければ調理してはいけません。このような面からも、国家ライセンスを考えると同時に、ライセンスの種類を理解する事も大切です。



1月1日(日)15:18 | 仕事 | 管理


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